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THE EXORCISM OF EMILY ROSE

41838VQFT7L._SL75_.jpgエミリー・ローズ
 出演: ローラ・リニー, トム・ウィルキンソン, ジェニファー・カーペンター
 監督: スコット・デリクソン
「恐れおののいて自分の救いを達成しなさい」

少女への悪魔祓いに失敗して死なせてしまったムーア神父、神父を過失致死罪で起訴した検察官と神父の弁護士エリンの法廷での対決を軸に描く実話に基づいた異色の法廷サスペンス。
エミリーは統合失調症であり、精神科医に治療させず食事も与えなかったために死にいたったと訴える検察側と、彼女は精神病ではなく服用していた薬(ガンバトロール)でもたらせれた陶酔が悪魔祓いの妨げになったと主張する弁護側。
やがて法廷では悪魔の存在そのものについて争われることになる
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帝都物語

21CH6E9BANL._SL75_.jpg帝都物語ir?t=dogmatismandp-22&l=ur2&o=9
 出演: 嶋田久作, 勝新太郎, 石田純一, 佐野史郎
 監督: 実相寺昭雄
天より来たれ護法

渋沢栄一寺田寅彦幸田露伴泉鏡花などの実在の人物が、将門の怨霊を呼び起こし帝都東京を壊滅させんとする魔人加藤保憲と、陰陽道・風水・鬼門遁甲・ロボット学天則・考現学などを駆使して戦うお話。
対する加藤も式神をうったり、蠱毒を用いたり、地脈を操ったり、護法童子を呼び出したりして対抗します。
原作は荒俣宏
映画もさることながら、荒俣先生の膨大な博物学的知識をぶちこんだ小説版の方がオススメ。

なんか、GyaOで無料配信してたので、つい見直してしまった。
はっきり言って原作読まないと判りません。

見直してみて気づいたんだけど、鬼のデザインはH.R.ギーガーが手がけてたんですね。
金かかってるなぁ。

The Brothers Grimm

41FYR9B7N4L._SL75_.jpgブラザーズ・グリム
 出演:マット・デイモン, ヒース・レジャー, モニカ・ベルッチ, レナ・ヘディ
 監督:テリー・ギリアム
ウィル(マット・デイモン)とジェイク(ヒース・レジャー)のグリム兄弟がマルバデンの森で起こった10人の少女誘拐事件を解決する話。
久しぶりのギリアム監督らしい作品にオジサンはメロメロです(T-T)

舞台となる19世紀のフランス占領下のドイツの田舎町の風景や、フランス軍将軍の職務室、鏡の女王の居城などのセットの緻密さ。
そして何よりも、鏡の女王を演じるモニカ・ベルッチの人間とは思えない美しさ!
#モニカ・ベルッチは「ドーベルマン」、「マレーナ」「パッション」など、私好みの映画を語る上では欠かせない名女優ですが、一層磨きがかかってますねぇ。

「バンデットQ」、「クリムゾン〜老人は荒野を目指す」、「バロン」など初期のギリアム作品が好きな人にオススメ
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CONSTANTINE

51R06P0HAXL._SL75_.jpgコンスタンティン
 出演: キアヌ・リーブス, レイチェル・ワイズ
 監督: フランシス・ローレンス

昔自殺を図ったせいで地獄行きが決定してしまったコンスタンティン(キアヌ)が神様への点数稼ぎのために人間界に紛れ込んだ悪魔を祓う話。
原作はアメコミのヘルブレイザー。
冒頭「ロンギヌスの槍」がナチスの鍵十字旗に包まれて発見される辺り泣かせます。

しかし、コンスタンティンが途中ドクターにガンを宣言されてもやめなかったタバコをラストで禁煙してしまうのはどうかと
「悔い改めた」というオチなんでしょうが、懲りずにヘヴィースモーカーのままで突き進んでほしかった。
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AFTER ALICE

21FWE1PBCQL._SL75_.jpg霊視
 出演:キーファー・サザーランド、ポリー・ウォーカー、ヘンリー・ツェーニー
 監督:ポール・マーカス

hi-chan さんのオススメダメオヤジ映画「霊視」観ました。中々面白かったです。
詳しいストーリーは hi-chan さんの blog Movies!! の記事に任せるとして、私なりの感想を

邦題の「霊視」よりは原題の「After Alice」の方が、この映画には合ってるなぁ。
主人公ミック(キーファー・サザーランド)の霊視能力も確かに話のキーになりますが、さほど重要で無いような気はします。
霊視能力が無くても真相はわかってたと思うし

酒びたりで、突然得た霊視能力にアタフタしているキーファー・サザーランドは良かったです。
これで最後まで酒びたりの情けない刑事のまま、霊視能力だけでなんとなく事件を解決してくれれば、私の理想のダメオヤジ映画なのになぁ。
最後は、頼もしくなっちゃって、しかも禁酒を匂わせたりしてたのが残念

蠅の女

51V66HSH9ML._SL75_.jpg「蠅の女」
 著者:牧野 修

廃墟にピクニックに出かけた主人公たちが、カルト教団の秘儀を見てしまい、秘儀により復活した「救世主」に命を狙われる。
主人公たちは対抗策として悪魔「ベルゼブル」(蠅の王)を喚起して戦うと言う話。

救世主に対抗するために蠅の王「ベルゼブル」を呼び出してしまうのは飛躍しすぎか?
しかし「ベルゼブル」がなかなか魅力的なので許そう
さほど厚くないし、勢いがあるので、オカルト知識なしでもスラスラ読めます。
# ってかオカルトと言っても「ロンギヌスの槍」と聖書の引用があるくらいかな?