マレーナ
出演:モニカ・ベルッチ、その他
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
舞台は第2次大戦下のイタリア・シチリア島の小さな都市。
その美しさ(に対する嫉妬心)のために町中の人から偏見の目で見られる人妻マレーナの生き方が、彼女に片思いする14歳の少年レナートの視点で語られます。
夫の戦死の報を聴いた後、娼婦になる決心をしたマレーナの表情が印象的。
目にうっすらと泪を浮かべ、媚びる笑顔も見せない、気高さを感じさせます。
以下、ネタバレ
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ダンサー・イン・ザ・ダーク
出演:ビョーク、カトリーヌ・ドヌーブ、その他
監督:ラース・フォン・トリアー
リュカさんの blog で取り上げられていたのを見て、無性に見直したくなったので取り上げます。
実は10年近く前、3年ほど関東平野方面の会社に所属してまして、その頃 HMV とかタワーレコードとかの大手輸入CD屋さんに毎日仕事帰りに寄ってました。
#邦楽は高いのに洋楽の焼き直しばかりでオリジナリティが無い、それならば洋楽の安い輸入CDを買った方が得だ!
#とか思ってました (^^;;;;;
その頃好んで聴いてたのが AALIYAH, BJORK, 2PAC, Jamiroquai, SOULASYLUM, DEEP FOREST, SWEETBOX, RADIOHEAD, GREENDAY …見事にジャンルがバラバラだ。
その後も新作が出ると継続して買ってるのは AALIYAH, BJORK, DEEP FOREST, SWEETBOX 辺りかな?
で、まぁ AALIYAH が出てるって事で買った「ロミオ・マスト・ダイ」、「クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」と同じノリで、ビョークが出てるって事でこの映画のDVDを買いました。
# アルバム「セルマ・ソングズ」は先に買ってたのですが…
初見の時は前知識無しで見たんですが、主人公セルマ(ビョーク)の妄想内ミュージカルシーンが非常に良かったのでお気に入りです。
内容が暗いからこそ、余計にあのミュージカルシーンが引き立つ感じですね。
キル・ビル Vol.1
出演:ユマ・サーマン、ルーシー・リュー、千葉真一、栗山千明
監督:クエンティン・タランティーノ
ストーリーは単純明快。
主人公は職業暗殺集団毒蛇暗殺団のスゴ腕殺し屋ブラック・マンバ(ユマ・サーマン)。
結婚して組織から抜け出そうとしたが、かつての同僚4人とボス"ビル"に夫と身ごもっていた赤ちゃんを殺されてしまう。
また、自身もリンチを受け4年間も意識不明の重体に!
奇跡的に意識が戻ったあと、リンチに参加していた4人とボスに復讐を誓うのだった!
Vol.1 の見せ場は料亭「青葉亭」でのヤクザ百人斬り。
ユマ・サーマンが、沖縄で引退している伝説の刀匠ハットリ・ハンゾウに鍛えてもらった日本刀で敵を斬って斬って斬りまくる!!
また栗山千明もガンダム・ハンマーみたいな武器で応戦します。
舞台のほとんどが、変な日本通のアメリカ人が想像しそうな古き良き日本。
飛行機の座席には刀フォルダーが付いていて日本刀の持ち込みおっけ。
もちろんヤクザも日本刀で戦います。
全体に漂うチープな雰囲気と、単純明快なストーリー、吹き上げる血しぶき、飛び交う手足、くせになる映画です。
フェティッシュ
出演:アンジェラ・ジョーンズ、ウィリアム・ボールドウィン、その他
監督:レブ・ブラドック
「殺人現場マニア」と「連続殺人鬼」が殺人現場でダンス!
殺人現場好きのガブリエラ(アンジェラ・ジョーンズ)が、殺人現場専門の清掃会社に入り、とある殺人現場で話題の連続殺人鬼ブルー・ブラッド・キラー(ウィリアム・ボールドウィン)に出会ってダンスを踊る話。
主演のアンジェラ・ジョーンズがキュートです。
この映画をプロデュースしたタランティーノは、よほどこの女優が気に入ったと見えてパルプ・フィクションでもタクシー運転手"エズメラルダ"として起用しています。
SAW ソウ
出演:ケアリー・エルウェズ、ダニー・グローヴァー、その他
監督:ジェームズ・ワン
SAW見ました。すげぇマジで感動した!
私の映画鑑賞スタイルは、ストーリーは2の次で、まずは映像・演出ありきで見るんですが、この映画は違いました。
短期間で作られた作品らしく、映像・演出には取り立てて賞賛すべき点はありませんが、ストーリーがとにかく凄い。
恐ろしく練り混まれています。
もう一度じっくり見返すと、1度目で気づかなかった伏線もあるかもしれません。
広めのバスルームで足を鉄鎖につながれて監禁された男2人、真ん中にはテープレコーダーとピストルを持って倒れている死体が一つ。
2人を監禁した犯人からの指示は「もう一人の男を6時までに殺せば助けてやる」と言う事だけ。
バスルーム内には脱出用のヒントがいくつか隠してあり、それを少しずつ見つけながら話が進みます。ラスト10分の話の展開が衝撃的!
今までの伏線・説明不足じゃ無いかと思わせられるような話の展開がすべて繋がります。
また、全ての登場人物にも意味があるところも凄いです。
これは必見!
今年度のNo.1ミステリに推薦します。
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