比較的新作」カテゴリーアーカイブ

Cat Shit One Vol.0

5137A981XFL._SL75_.jpgCat Shit One Vol.0
著者:小林源文
SoftBank Creative

買いました〜。

パッキーの過去の話ですよ!
ラッツと知り合った時の話ですよ!!

絶対知っている人少ないだろうなぁ〜

戦場劇画漫画の第一人者とでもお呼びすべき小林源文先生のベトナム戦記漫画です〜。

感想はとにかく シュール!

何処まで行っても シュール!

何が凄いかって、表紙を見てわかる通り ウサギ が主人公です。
そして敵は です。

でも普通に G.I.ダーイ! とか叫びます。

いやいや、初めて見た時は本当にびっくりしました。
どのくらいびっくりかって、アニメージュにふくやまけいこさんの『東京物語』や、洞沢由美子さんの『D[di:]』が連載されている時に、突如 『東京兵団』 の連載が始まったのと同じくらいの衝撃でしょうか
わけわからんですね、ごめんなさい(でも、わかった人には 何か が伝わったと信じたい)。

まあ、そんな『Cat Shit One』のシリーズも、この Vol.0 で最後のようです。
正直に言えば、実は私はこの作品好きです。
結構真面目に戦争を描いているけど、キャラは可愛い動物。一見アンバランスのようで普通の小林先生の漫画が絵の暑苦しさ故に敷居が高いのを上手く緩和してくれています。
それでも戦争モノ。しかも、実際にあった戦争を舞台にしているが故の敷居の高さはありますが、逆にその中に訴えているものも非常に多いです。色々な意味で世間の反対を買う部分もあるかとは思いますが、戦争モノが抵抗なく読める方であれば、機会があったら手にとって眺めてみるのもよろしいのではないかな〜と思います。

− おまけ −

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百器徒然袋 風

4061823795.09._SCTHUMBZZZ_.jpg百器徒然袋 風
 著者:京極夏彦
稀代の探偵、榎木津礼ニ郎と下僕達にまつわる話。
1話目「五徳猫」事件で羽田製鐵の御大を怒らせた薔薇十字探偵社の一味に羽田製鐵側が珍妙な嫌がらせをする話2話(雲外鏡、面霊気)を収録。

関わった事件を全て完全粉砕する榎木津の破壊力がスカッと爽やか。
榎木津の下僕達(本島、益田、和寅)、京極堂や待古庵・木場修などのレギュラーキャラも総出で楽しい一品です。

「にゃあんこ」
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我が名は海師 5巻

我が名は海師 5
 作画:武村勇治
 原作:小森陽一
ゼロ戦編終了。
最後は台風の中ゼロ戦を引き揚げたり、沢ちゃんが事故に遭いかけたりと大変でしたが借金は減りませんでした(T-T)
ヒロの過去が語られたり、社長とヒロの関係に変化の兆しがあったり、社長の「先身の目」を沢ちゃんが認めたりと忙しいエピソードでしたがとりあえず大団円でしたね(^^;;;

っつうか、講談社でやってる「トッキュー!! 8(原作:小森陽一、作画:久保ミツロウ)」と合同でコミックフェアを行っているのにはビックリ。
出版社の垣根を越えた企画が行われることもあるんですね。

関連記事:我が名は海師 4巻

男爵校長 1巻

516DBH0CHHL._SL75_.jpg男爵校長 (1)
著者:OYSTER
ACTION COMICS/双葉社

買いました〜。

久しぶりのもえよんですよ〜〜〜。

あんまり萌えている雰囲気ないけどね!

ストーリーは
何かと変身癖のある校長を筆頭に、
どこかおかしい教師が二人。
さらに
とにかく行動・言動共におかしい『芽野アリカ』
唯一真面目な『樋口小夜子』
弓道一筋な生徒『菜ヶ原弦音』
着ぐるみ少女『入江ドナ』
ミリタリー少女『咲森小蘭』
おまけで
アゴの長い浮浪者『宇宙商人ブッピン』
『猿(多数)』
の日常を描いた話です。

まあ、萌を期待して購入すると逆に失敗かもしれません
普通のナンセンス4コマが好きな人には一応オススメという感じでどうでしょうか?

− おまけ −
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interMission

ダブリン上等!ダブリン上等!
 出演: コリン・ファレル, キリアン・マーフィー, ケリー・マクドナルド, シャーリー・ヘンダーソン
 監督: ジョン・クローリー

ジューサーと中華鍋のある平凡な生活を夢見るレイフと、幸せが不安になってきて最近彼女をフッたジョン、愛妻がキッチンをリフォームしたため超過勤務を余儀なくされたバス運転手ミックが銀行の支店長の愛人を拉致して支店長から金を引き出そうとする話。

コーヒーショップで店員を口説いてたかと思ったらいきなり殴り倒してレジから金を取って逃げるレイフ(コリン・ファレル)にメロメロです。
レイフの無茶さ加減がスカッと爽やかな映画。

ケルト戦士気取りの暴力刑事や、夫に逃げられてサド気質に目覚めてしまった支店長の妻、男に金を持ち逃げされた後髭を伸ばしつづけるヒロインの妹など一癖もニ癖もある脇役達も楽しい一品です。
この様々な登場人物たちに巻き起こる話がちょっとづつリンクしていく構成も楽しい。

しかし、この邦題はどうなんだろうか?
#まぁ、こんな邦題だからこそ TSUTAYA で借りてしまった私もいるが(^^;;;

関連サイト:「ダブリン上等!」公式サイト

トト!the wonderful adventure 4巻

5100HV14CYL._SL75_.jpgトト!the wonderful adventure (4)
著者:長田悠幸
講談社
関連記事:トト ! the wonderful adventure 1、2 巻

買いました〜。

いやいや、3 巻を飛ばしてのレビューですけど

良い感じに盛り上がって来てますね〜

特に、前巻で判明した「犬の腕輪(ドッグブレス)」の神技(スキル)「喰(リメイク)」の使い方が非常に良いです!
何せ、他のスキルよりも絶対バリエーションの豊富さを誇っていますからね〜。

「EAT-MAN」で使われていたネタですけどね。

まあ、何はともあれ良い感じではあります。

あと
今回から登場したキャラが何と「アリス」!
やっぱり、

オズの魔法遣いだけじゃ、キャラ不足?

になってきましたかね〜(爆)。
まあ、今回は敵が 「兎の耳飾り(ラビットピアス)」 の持ち主というのもあるので、それはそれで意味があると思うのですけどね〜。
逆に、これからどんな物語のキャラを引っ張ってくるのかも楽しみであります。

− おまけ −
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さよなら絶望先生 1巻

51TRYAJVEPL._SL75_.jpgさよなら絶望先生 (1)ir?t=dogmatismandp-22&l=ur2&o=9
著者:久米田康治
講談社

買いました〜。

少年サンデーでの連載から少年マガジンに移動して最初の作品ですよ〜。

描いている内容はあんまり変わってませんけどね!

系統としては、一話完結の毒の強いギャグ!
糸色 望(いとしき のぞむ)という何においても絶望している問題教師が、その他の問題生徒達と織りなしていく話のない物語です。
行け!!南国アイスホッケー部』や『かってに改蔵』に近い雰囲気があり、過去の作品リストから見ると

  • 行け!!南国アイスホッケー部(全23巻)
  • 太陽の戦士ポカポカ(全5巻)
  • 育ってダーリン!(全1巻)
  • かってに改蔵(全26巻)
  • ルートパラダイス(全2巻)
  • 結構長続きする可能性が高いような気がします。

    マガジンはまた違うと思うけどね!

    最初の巻だというのに、巻頭に前巻までのあらすじがあったり、
    紙ブログとかいって、作者のぐだぐだが書いてあったり、
    巻末に今回の告訴とかのコーナーがあったりと、
    連載にはない演出や遊びを多く含んでいるのも久米田先生らしい感じです。

    まあ過去のこの人の作品が抵抗なく読める人には一応オススメでしょうか

    − おまけ−
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    アトリ抄 2巻

    61R3T8DCDWL._SL75_.jpgアトリ抄 (2)
    著者:田代琢也
    MFコミック/メディアファクトリー
    関連記事:アトリ抄 1巻

    買いました〜。

    さぁさぁ来ました!
    このブログのアクセス解析で、トップ独走状態の人気検索キーワード『アトリ抄』の 2 巻ですよ〜〜〜。

    さてさて、物語は着実に進んでおります。
    まだまだ秘めたる謎はあるものの、幾つかの点で見えてきました
    ・「N・U・E」と「ぬえ」の関係
    ・アトリの父親の話
    ・700年生きた妖怪の狙い

    一方で、更に深まる謎もあります。
    ・神楽の正体
    ・魅影衆の登場

    そして、致命傷を負ったアトリは………

    乞うご期待!!!

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    CIADED DE DEUS

    51GSZYHRQWL._SL75_.jpgシティ・オブ・ゴッドir?t=dogmatismandp-22&l=ur2&o=9
     出演: アレッシャンドレ・ロドリゲス
     監督: フェルナンド・メイレレス, カチア・ルンジ

    1960年代〜70年代にかけて「神の街」と呼ばれるスラムで実際にあったギャング同士の抗争を部外者であるカメラマンを夢見る少年の視点から描いた作品。
    ストーリはlatifaさんのエントリが詳しいです。

    部外者の視点からって演出手法は私の大好きな小説家船戸与一の手法に通ずるものがありますね。
    ラストの全滅オチ、無意味な死、南米の暗黒面
    この映画は船戸与一ファンにオススメです。
    逆にこの映画が好きな人には南米が舞台の船戸与一の小説(山猫の夏辺り)をオススメします。

    さて、脱線はこれくらいにして映画のレビューに戻しましょう。

    全般的に乾いた死が多いです。
    劇中で涙が流された死は街一番の良い悪党"ベネ"が殺されるシーンと、"2枚目マネ"の家族が虐殺されたシーンくらいでしょうか。
    無意味な死が繰り返され、憎悪が憎悪を呼び切ないなぁ。
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