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銀のエンゼル

21A18PZJ7DL._SL75_.jpg銀のエンゼル
出演:小日向文世、佐藤めぐみ、山口もえ、浅田美代子、大泉洋
監督:鈴井貴之
「お父さん、そしたら僕、明日から毎日湯豆腐食べますよ!」

北海道の田舎町、国道沿いのコンビニエンスストアのオーナー北島昇一(小日向文世)と、彼の娘由希(佐藤めぐみ)を中心に繰り広げられる日常劇。
東京に進学したい娘と、最近娘との会話が少ないお父さんのお話。

盛り上がりや山場は無く、淡々と進むストーリ。
タイトルになった「銀のエンゼル」も、あまり重要なアイテムでは無い。
小日向演じるちょっと気の弱いどこにでも居そうなお父さんも良いが、印象に残るのはチョイチョイ役の大泉洋と、同じくチョイ役で高校教師を演じた安田顕。

TEAM NACS ファンにはオススメするが

ダメジン

51VLfbuAHIL._SL75_.jpgダメジン
 出演: 佐藤隆太, 緋田康人, 温水洋一, 市川実日子, 篠井英介
 監督: 三木聡

「トルエン吸うとバカになるって本当なんですね」
「いえいえいえ、バカしかトルエンは吸わないんです」

仕事もせず、ただなんとなく生きてるだけのダメ人間3人組、リョウスケ(佐藤隆太)、ヒラジ(緋田康人)、カホル(温水洋一)。
ひょんなことで知り合った極道ササキ(篠井英介)とチエミ(市川実日子)、カズエ(ふせえり)と共に鍾乳洞に遊びに行った帰り道でゴールデンチャイルドに出会う。
彼に「インドに行ってセカイを救え!」と言われ、インド行きを目指すが

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NACHO LIBRE

ナチョ・リブレナチョ・リブレ 覆面の神様
 出演:ジャック・ブラック, アナ・デ・ラ・レグエラ, ヘクター・ヒメネス, リカルド・モントーヤ, ピーター・ストーメア
 監督:ジャレット・ヘス

「大人には、ぴったしパンツが履きたくなるときもあるんだ」

教会の修道院で育てられたイグナシオ(ジャック・ブラック)。
何をやってもうまくいかない日々を過ごしていた彼が偶然目にしたポスター。
「新人レスラー(ルチャドール)求む!」
スティーブン(ヘクター・ヒメネス)"ヤセ"と共にルチャドール"ナチョ"としてリングに立つ。

しかし、特訓でメロンをぶつけたり、牛にド突かれたり、蜂の巣をぶつけても強くなれないと思うんだよ。
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イン・ザ・プール

51P3GQNWKXL._SL75_.jpgイン・ザ・プール
 出演:松尾スズキ、オダギリジョー、市川美和子、田辺誠一
 監督:三木聡
「ガッコの先生、風邪ひいて〜。学級閉鎖になりました〜」

精神科医 伊良部一郎(松尾スズキ)と患者達の絡みを、三木監督の独特の間と豊富な小ネタで笑わせるコメディ。
患者達は、継続性勃起症の営業マン(オダギリジョー)、強迫神経症のルポライター(市川美和子)、プール依存症のエリート管理職(田辺誠一)。

いや、もう松尾スズキ演じる精神科医の変人っぷりが最高です。
コレに尽きるでしょう。
患者のストレスを笑い飛ばし、無茶をすることで、患者達がなんとなくテキトーに癒されていく。
観終えた後はスカっと爽やか。
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ワースト☆コンタクト

51MR88WZXGL._SL75_.jpgワースト☆コンタクト
 出演:哀川翔,板尾創路,有坂来瞳,酒井敏也
 監督:多胡由章
極道者(哀川翔)と宇宙人(板尾創路)の接近遭遇を描いた怪作。

組の運命を左右するヤクの取引を任された「死神」の通り名を持つ極道"生垣幸太郎"(哀川翔)。
取引時刻まであと3時間、急ぐ彼の前に「宇宙人」だと名乗る男(板尾創路)が現れた。
  「お前何やってんだ!」(哀川翔)
  「地球侵略や」(板尾創路)
緊張感無さ過ぎ (^^;;;
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In Ladies Room

21RE2YH0S3L._SL75_.jpgレディースルームir?t=dogmatismandp-22&l=ur2&o=9
 出演:グレタ・スカッキ, ベロニカ・フィアース, モリー・パーカー, ジョン・マルコヴィッチ
 監督:ガブリエラ・クリスティアーニ

前半は、脚本家の妻と、脚本家の愛人の新人女優が、控え室(女子トイレ)で化粧をしながら議論する話。
後半は、オペラ劇場で妻と愛人がはち合ってしまいオタオタする情けない男の話。
前半・後半の話が少しずつリンクしています。

特に後半の、妻と愛人を合わせないために四苦八苦するが、結局2人は女子トイレで合ってしまい、気になる夫(マルコヴィッチ)が女子トイレを覗こうとして、またしても四苦八苦。
ところが妻と愛人はトイレで意気投合、和気藹々と話しこんでしまうが、マルコヴィッチが2人に贈ったプレゼントが全く同じだったことでバレてしまい

いやもう、後半の話の主役ともいえるマルコヴィッチの怪演が楽しい一品です。
ラテン系ダメオヤジを思いっきり怪演してくれてます。
愛すべきダメオヤジ好きな方にオススメ。

School of Rock

51M9XBRCB8L._SL75_.jpgスクール・オブ・ロック
 出演:ジャック・ブラック, ジョーン・キューザック, マイク・ホワイト
 監督:リチャード・リンクレイター

バンドをクビになった男が家賃を稼ぐためにエリート小学校の臨時教師になり、子供達にロックを教え込む話。

ジャック・ブラックの暑苦しい演技が最高に楽しい映画です。
いや、もうこれにつきますな。
演奏中にステージダイブしても誰も受け止めてくれずに気絶するジャックや、
レッド・ツェッペリンの「移民の歌」を熱唱しながら車を運転するジャックや、
ラストのバンドバトル本戦で半ズボンで熱唱するジャック

1970〜80年代のロック・ファンにオススメ。

MASK DE 41

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 出演:田口トモロヲ, 松尾スズキ, ハヤブサ, 筒井真理子, 伊藤歩, 蒼井優
 監督:村本天志

リストラされた忠男(田口トモロヲ)が、学生時代のプロレス同好会の仲間(松尾スズキ)と共に、退職金を元手にしてプロレス団体を旗揚げする話。
妻(筒井真理子)はお花の先生と不倫中、長女(伊藤歩)は男と駆け落ちし、次女(蒼井優)は高校には行かずアメリカにダンス留学すると言い出す。
分かれた前妻との間には息子がいて、彼の養育費も払わなければならない。
全編に渡って流れるメキシカンテイストなBGMも切なさを盛り上げます(T-T)

ちょっとエピソードを詰め込みすぎな感じもしますが、骨子は至ってシンプル。
とにかくプロレス好きのオヤジがプロレスをする話。
そこにオヤジの悲哀家族崩壊→再生をエッセンスとして混ぜ込んであると思っていただきたい。
プロレスとオヤジと言う日本の2大哀愁アイテムをぶちこんだ、この作品が面白くならないわけがありません。
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皆月

51CMGZ902EL._SL75_.jpg皆月
 著者:花村萬月

主人公は妻に1,000万の貯金を持って逃げられたオッサン
彼がヤクザ者の義弟とソープ嬢と共に妻を探して能登半島皆月まで行く話。

冒頭で主人公はゲイと喧嘩して前歯を折られたり、かなり切ない目にあいます。
が、最終的には主人公はヤクザ者の義弟との旅を通して、徐々に男として「再生」していく。
ラストはしんみりと泣けます。

この手のダメオヤジ再生モノは大好物なので星4つです。

BEING JOHN MALKOVICH

4177B8ZKBYL._SL75_.jpgマルコヴィッチの穴ir?t=dogmatismandp-22&l=ur2&o=9
 出演:ジョン・キューザック、キャメロン・ディアス、キャスリーン・キーナー、ジョン・マルコヴィッチ
 監督:スパイク・ジョーンズ

以前、予告していた映画のレビュー、まずは「マルコヴィッチの穴」。

実在の俳優マルコヴィッチの脳内に侵入して、マルコヴィッチ本人を操れる穴を巡る不思議な話。
無気力、無職、猫背、貧相、既婚者なのに別の女性を口説く(しかも速攻でふられる(^^;;;)のになんの抵抗も無いと言うダメオヤジの鏡のような人形師クレイグをジョン・キューザックが好演しています。
これだけで私的にはツボをつきまくり。
ダメオヤジですが、彼の人形師の腕は相当なもの、特に冒頭シーンの「失意と苦悩のダンス」は必見です。
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