洋画」タグアーカイブ

INITIAL D

516RXQXM6CL._SL75_.jpg頭文字(イニシャル)D THE MOVIEir?t=dogmatismandp-22&l=ur2&o=9
 出演:ジェイ・チョウ、エディソン・チャン、ショーン・ユー、アンソニー・ウォン、チャップマン・トウ、鈴木杏
 監督:アラン・マック、アンドリュー・ラウ

豆腐屋の父(アンソニー・ウォン)を手伝い、中2の頃から車で豆腐配達を手伝っていた藤原拓海(ジェイ・チョウ)が、ホームグラウンドである秋名峠で公道レースをする話。
日本の大ヒットコミックの映画化にして香港映画、ほぼ日本ロケですが役者は広東語でしゃべります。
#鈴木杏は広東語吹き替え(^^;;;

CG全盛のこの時代にレースシーンを実写でやった所は凄いですね。
ミゾ落としなんかも忠実に再現してます。
続きを読む

School of Rock

51M9XBRCB8L._SL75_.jpgスクール・オブ・ロック
 出演:ジャック・ブラック, ジョーン・キューザック, マイク・ホワイト
 監督:リチャード・リンクレイター

バンドをクビになった男が家賃を稼ぐためにエリート小学校の臨時教師になり、子供達にロックを教え込む話。

ジャック・ブラックの暑苦しい演技が最高に楽しい映画です。
いや、もうこれにつきますな。
演奏中にステージダイブしても誰も受け止めてくれずに気絶するジャックや、
レッド・ツェッペリンの「移民の歌」を熱唱しながら車を運転するジャックや、
ラストのバンドバトル本戦で半ズボンで熱唱するジャック

1970〜80年代のロック・ファンにオススメ。

UNFORTUNATE EVENTS

51DKW6M6Y5L._SL75_.jpgレモニー・スニケットの世にも不幸せな物語ir?t=dogmatismandp-22&l=ur2&o=9
 出演:ジム・キャリー, ジュード・ロウ, エミリー・ブラウニング
 監督:ブラッド・シルバーリング
謎の火事で家と両親を失った3人の姉弟、彼らの後見人のオラフ伯爵は遺産だけが目当てだった。
彼らを襲うオラフ伯爵の策略から得意の「発明」「読書」「噛み付き」で難を逃れるのだ。

とにかくオラフ伯爵(ジム・キャリー)のアクが強すぎ。
主役であるはずの3人姉弟が完全に食われてます。
いやジムの演技はすげぇ良かったんですがね、3人姉弟がもうちっと頑張ってほしかった。
#せっかくの特技があまり生かされてない感じ(T-T)

ただし、オープニング、エンディングアニメの雰囲気と衣装・美術は素晴らしいです。
この雰囲気にハマれば十分楽しめるでしょう。

SUPER SIZE ME

51JJ6W29QJL._SL75_.jpgスーパーサイズ・ミー
 出演: モーガン・スパーロック
 監督: モーガン・スパーロック
1 か月間、マクドナルドだけを食べていたら体はどうなるのか?
そんな馬鹿げた疑問に対する答えを監督が自ら実践したドキュメンタリ。
しかも、店員にスーパーサイズを勧められたら断ってはいけないというしばりつき。

体を蝕んでいくのが目に見えて解るところが怖い。
でも、この映画を見終わった後なぜか無性にマックが食べたくなるから不思議。
うーん背徳の味

PEARL HARBOR

51KM71X76BL._SL75_.jpgパール・ハーバー
 出演: ベン・アフレック, ジョシュ・ハートネット
 監督: マイケル・ベイ

日本軍の真珠湾攻撃を背景にアメリカ陸軍航空隊兵士の恋を描いた話。

駄目です、もう駄目駄目です

作りが中途半端。
恋愛映画にしたいのか、戦争映画にしたいのかどっちかにしろって感じ。
180分と異様に長いところも主題をあいまいにしている。

という訳で、なかなか私的ワースト10から外れないこの映画。
誉めるべきところが無い(T-T)

チームアメリカ ワールドポリス」の挿入歌でこの映画を馬鹿にした歌があるんですが、そちらは大好きです。

interMission

ダブリン上等!ダブリン上等!
 出演: コリン・ファレル, キリアン・マーフィー, ケリー・マクドナルド, シャーリー・ヘンダーソン
 監督: ジョン・クローリー

ジューサーと中華鍋のある平凡な生活を夢見るレイフと、幸せが不安になってきて最近彼女をフッたジョン、愛妻がキッチンをリフォームしたため超過勤務を余儀なくされたバス運転手ミックが銀行の支店長の愛人を拉致して支店長から金を引き出そうとする話。

コーヒーショップで店員を口説いてたかと思ったらいきなり殴り倒してレジから金を取って逃げるレイフ(コリン・ファレル)にメロメロです。
レイフの無茶さ加減がスカッと爽やかな映画。

ケルト戦士気取りの暴力刑事や、夫に逃げられてサド気質に目覚めてしまった支店長の妻、男に金を持ち逃げされた後髭を伸ばしつづけるヒロインの妹など一癖もニ癖もある脇役達も楽しい一品です。
この様々な登場人物たちに巻き起こる話がちょっとづつリンクしていく構成も楽しい。

しかし、この邦題はどうなんだろうか?
#まぁ、こんな邦題だからこそ TSUTAYA で借りてしまった私もいるが(^^;;;

関連サイト:「ダブリン上等!」公式サイト

CIADED DE DEUS

51GSZYHRQWL._SL75_.jpgシティ・オブ・ゴッドir?t=dogmatismandp-22&l=ur2&o=9
 出演: アレッシャンドレ・ロドリゲス
 監督: フェルナンド・メイレレス, カチア・ルンジ

1960年代〜70年代にかけて「神の街」と呼ばれるスラムで実際にあったギャング同士の抗争を部外者であるカメラマンを夢見る少年の視点から描いた作品。
ストーリはlatifaさんのエントリが詳しいです。

部外者の視点からって演出手法は私の大好きな小説家船戸与一の手法に通ずるものがありますね。
ラストの全滅オチ、無意味な死、南米の暗黒面
この映画は船戸与一ファンにオススメです。
逆にこの映画が好きな人には南米が舞台の船戸与一の小説(山猫の夏辺り)をオススメします。

さて、脱線はこれくらいにして映画のレビューに戻しましょう。

全般的に乾いた死が多いです。
劇中で涙が流された死は街一番の良い悪党"ベネ"が殺されるシーンと、"2枚目マネ"の家族が虐殺されたシーンくらいでしょうか。
無意味な死が繰り返され、憎悪が憎悪を呼び切ないなぁ。
続きを読む

TOUCHING THE VOID

21VTKB932HL._SL75_.jpg運命を分けたザイルir?t=dogmatismandp-22&l=ur2&o=9
 出演: ジョー・シンプソン, ブレンダン・マッキー
 監督: ケヴィン・マクドナルド
アンデス山脈にある前人未到のシウラ・グランデ峰西壁に挑んだジョーとサイモン。
無事登頂を終えたが、下山途中にジョーが片足を骨折する。
サイモンはジョーをザイルに繋いで斜面から降ろそうとするが、救助活動の途中滑落してしまったジョーとのザイルを切断。
ジョーはクレバスに落下してしまうが、骨折した片足で奇跡的に生還する。
実話を基にしたノンフィクション「死のクレパス」を、ドキュメンタリーかと見紛うような映像で再現した一作。

遭難した本人達のインタビューと実際にアンデスやアルプスでロケを行った映像から構成される本作は山岳映画の最高峰と言っても過言ではないです。
ハリウッド映画のような家族愛とか陳腐なテーマは排除して、遭難したジョーの絶望・空虚感・生きるための努力、ザイルを切ってジョーを置いてくるしかなかったサイモンの後悔の念がヒタヒタと心に染みてきます。
雪に覆われた絶壁に貼りつくジョーとサイモン、クレバス内部の映像や、夜の雪嵐など映像も美しいです。

DVD版には映画本編では語られなかった下山してから英国に帰るまでの話が収められていて2度おいしい。
文句なしにオススメ
続きを読む

COFFEE AND CIGARETTES

51HVDD16C6L._SL75_.jpgコーヒー&シガレッツir?t=dogmatismandp-22&l=ur2&o=9
 出演: ロベルト・ベニーニ, スティーヴン・ライト, トム・ウェイツ, イギー・ポップ, ビル・マーレイ
 監督: ジム・ジャームッシュ

ジャームッシュが18年間に渡り、撮りためた11本の短編をまとめたもの。
コーヒーを飲みながらタバコを吸う人たちの何気ない会話がだらだらと続きます。

お気に入りは5話目「ルネ」に出てくる美女にコーヒーのお代わりを持っていって煙たがられるウェイターと、8話目「ジャック メグにテスラコイルを見せる」に出てくるジャック。

いやぁ、良いなぁ。会話の間とか妙な緊張感とか。
ちと言葉では表現しづらいですが(^^;;;
とりあえず「だらだら」「ゆったり」といったキーワードにビビッと来る人にはオススメ。

「昼飯がコーヒーとタバコだけじゃ体に悪いぞ」
その通りですorz